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2020年12月17日木曜日

第1回公開講座のお知らせ

更新情報(2/20) 最終のご連絡メールをお送りいたしました

更新情報(2/10) 教材を発送しました(←クリックで記事に移動します)

更新情報(2/1)   教材費の振り込みに関するご連絡メールをお送りいたしました

        
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モニター受講生募集! 

 日本庭園・歴史遺産研究センター歴史遺産研究部門では、我が国の伝統文化を人類全体の文明史の中で捉え直す試みを始めます。「歴史遺産教養セミナー」と銘打ったこの試みの第1段として、2021年度から「記録媒体の歴史と未来」というテーマでのオンラインセミナーシリーズを開講します。

 本年度はそのパイロットプロジェクトとして、モニター受講制度*を適用し、受講生の皆様のご意見をお聞きしながら、来年度の本格開講に向けより良いカリキュラムの構築を目指します。私たちと共にこのセミナーシリーズをつくりあげて行ってくださる方を募集します!


*受講料無料。別途教材費が必要です。


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京都芸術大学 日本庭園・歴史遺産研究センター歴史遺産部門
歴史遺産教養セミナーシリーズ
「記録媒体の歴史と未来」


 第1回テーマ

 「紙 ~墨書を支える和紙の世界~


 日本の伝統文化の粋の一つである「和紙」は、その優れた保存性と強く柔らかな特性から、今や世界中の文化財の修復にも使われる素材です。明治時代に「洋紙」が登場するまで我が国で大量に生産され、建具や着物、寝具など生活の各所で活躍しました。なかでも墨書を支える記録媒体としての和紙の利用は5世紀ごろには始まっていたと言われています。

 この「和紙」の記録媒体としての一面に着目すると、日本列島を越え大陸のはるか彼方にまでその繋がりを追うことができます。現代の我々の暮らしに浸透した洋紙、羊皮紙やパピルス、さらにメソポタミアの粘土板文書や壁画に至るまで、人類の記録活動そばに必ず存在した様々な媒体。その中で「和紙」を捉え直したとき、世界の中での日本の姿が改めて見えてくるのではないでしょうか。

 このセミナーシリーズは、グローバル化した現代をより豊かに生きるべく、歴史遺産を通した教養学を展開していきます。その起点が「和紙」です。今後は東洋と西洋の紙の文化、そしてその起源である古代オリエント世界まで視野を広げ考えを深めていきます。


講師:大林賢太郎(京都芸術大学芸術学部 教授)


講義トピックス(予定):
・和紙とは
・和紙の素材と構造
・古代~近世の和紙を概観する
・紙資料を守り伝える


受講条件:
・大学生以上で、本セミナーシリーズにご興味をお持ちの方
・受講者アンケートへご回答いただける方
・安定したインターネット環境をお持ちの方
 

形式と日程:

 本セミナーは以下の2つのオンラインセッションからなります。

 YouTubeによる講義動画配信ZoomによるQ&Aセッション

 まず講義動画をご覧いただき、ご質問等をオンラインフォームでお送りください。 
 (下記の動画公開期間内であれば、いつでも、何回でもご覧いただけます。)
 後日、ご質問への回答や講師との談話を行うフォローアップ講座を開催します。
 
 日程は以下の通りです。

・ 2021年2月20日(土)13:00 〜2月23日(火・祝)23:59 
  YouTubeにて講義動画を公開
 
・ 2月24日(水)10:00までに受講者アンケート提出

・ 2021年2月28日(日)14:00〜16:00
  Zoomを用いたオンラインフォローアップ講座
  後日録画配信あり


受講料:無料


教材費:3000円和紙サンプル13種類程度+オリジナル解説冊子、送料込み)
2月1日頃、振込みのご案内メールをお送りいたします。
海外からお申し込みの場合は送料等異なります。別途お問い合わせください。

定員:50名
申込受付は先着順とし定員に達し次第締め切ります。
申込受付は2021年1月31日で締め切りました


お問合わせ先:
 お問合わせフォームまたはメールにてご連絡ください。
 京都芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センター
 歴史遺産教養セミナー係
 r.s.public.course@gmail.com

 

チラシはこちら